酔っ払った女が道端の小屋の入り口で転んでそのまま眠ってしまった。道に沿って川が流れている。遠くで自転車に乗った学校帰りの高校生が二人立ち話。ぼくは白い仮面をつけて小屋の角に立っている。「野良猫みたいだ。好きかもしれない」と思った。