身体が後ろに倒れていって、最後にはひどく斜めにのけぞって立っていた。 最初はビックリしたが、重力のベクトルが狂ってるんだということはすぐにわかった。しかしそれがどっち方向なのか考えているうちにわからなくなった。 これじゃ、いつも坂道を降りてるみたいだな、と思った。